展示会を成功させる秘訣:点を線に変える集客導線

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展示会出展、費用対効果を最大化できた理由

先日、コンサルティングをご支援している企業様が、初めての展示会出展(東京ビッグサイト)を見事成功させました。これまであまり縁がなかった車業界での挑戦でしたが、結果として費用対効果を大きく超える成果を出すことができました。

なぜ、多くの展示会出展は「点」で終わってしまうのか?

多くの企業が展示会に出展しますが、「名刺はたくさん集まったけれど、その後に繋がらない…」という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。それは、展示会出展が「単なる名刺交換の場」という「点」の施策で終わってしまっているからです。

今回の企業様も、初めての展示会。手探りの部分もありましたが、私たちが最も重視したのは、この展示会を単なる「点」のイベントにしないことでした。

成功の鍵は「誰に、何を、どう伝えるか?」の徹底設計

今回の展示会成功の鍵は、まさにマーケティングの基本である「誰に、何を、どう伝えるか?」を徹底的に設計したことにあります。

特に異業種への挑戦だったからこそ、ターゲット顧客(誰に)が何を求めているのか、自社のサービス(何を)のどの部分を伝えれば響くのか、そしてそのメッセージをどのような方法(どう伝えるか)で届け、どのような流れで次のアクションに繋げるかを、緻密に計画しました。

そして、車の業界という特性も踏まえ、デジタルだけでなく、ターゲットにフィットするアナログな集客導線も戦略的に仕掛けました。

結果にコミット!設計された導線が生んだ具体的な成果

「誰に、何を、どう伝えるか?」を徹底的に設計し、アナログな集客導線も組み合わせた結果、驚くべき成果に繋がりました。

  • 60人収容のセミナー会場に、立ち見が出るほどの90人以上が集結!
  • セミナー参加者の多くが新規顧客となり、その場で具体的な注文が続々!
  • 業界の大手メーカーがこぞってブースを訪れ、具体的な商談が進行中!

初めての展示会でこれだけの成果が出たのは、決して偶然ではありません。

展示会を「線」に変える:入り口から出口までの導線設計

私たちは、展示会を「導線の中の一つの点」と捉え、その「点」への入り口(集客)から、出口(商談・受注)までを一本の「線」としてしっかりと設計しました。

具体的には、

  • 展示会に来場する「誰に」来てほしいかを明確にし、そのターゲットに響く「何を」伝えるかをメッセージとして磨き上げました。
  • 展示会会場でターゲット顧客を惹きつけるためのブース設計や声かけ、セミナーへの誘導といった「入り口」を設計しました。
  • セミナーで興味を持った顧客が、自然な流れでブースに立ち寄り、さらに具体的な商談へと進む「流れ」を作りました。
  • 展示会後のフォローアップ体制まで含め、獲得した見込み顧客を確実に受注に繋げる「出口」を設計しました。

このように、展示会という「点」の施策を、集客から受注までの一貫した「線」のプロセスとして捉え、それぞれの要素を丁寧に設計することで、売上につながる強い動線が完成したのです。

まとめ:「売れる仕組み」さえ整えれば、成果は必然

今回の展示会成功事例は、改めてマーケティングの本質を教えてくれました。それは、単発の施策(点)で一喜一憂するのではなく、顧客が集まり、興味を持ち、最終的に購入に至るまでの一貫した「売れる仕組み(線)」をいかに設計できるか、ということです。

「売れる仕組み」さえ整えれば、特定の施策(展示会、Web広告、セミナーなど)は、その仕組みを動かすための「部品」となり、成果は必然的に後からついてきます。

もし、あなたが「展示会に出展しても成果が出ない」「集客はできるけれど、その後に繋がらない」といった課題をお持ちでしたら、それは「点」と「線」が繋がっていないのかもしれません。

あなたの事業にフィットする「売れる仕組み」を一緒に設計し、成果に繋げるお手伝いができれば幸いです。

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